野生のおしゃれ、猛獣が傷つけた生地でジーンズ 茨城の動物園
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【7月15日 AFP】茨城県日立市の「かみね動物園(Kamine Zoo)」が、どう猛な動物たちの牙や爪で傷つけた生地でクラッシュジーンズを作り上げた。その名も「Zoo Jeans(ズージーンズ)」。同園のライオンやトラ、クマたちがひっかいたり、かみついたりした跡がおしゃれなジーンズだ。
生江信孝(Nobutaka Namae)園長は、デニム生地をタイヤや遊具などに巻きつけておりの中に入れると、動物たちが飛びつき、ひっかき傷やかみ跡が付き、この生地をジーンズに仕上げたと説明した。デニムは想像していたよりも丈夫で、いい感じに傷がついたという。
子どものころ同動物園に来たことがある都内の広告会社プランナーから提案されたアイデアということだ。
ライオンモデル2着とトラモデル1着のジーンズ計3着はインターネットオークションに出品され、売り上げ金はかみね動物園と世界自然保護基金(WWF)に寄付される。
トラモデルの最高入札価格は14日現在、12万1000円。 ライオンモデル、トラモデル、クマモデルのズージーンズ3種が、かみね動物園で21日まで展示されている。(c)AFP