英国国教会、女性主教を容認 歴史的な方針転換
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【7月15日 AFP】英国国教会(Church of England)は14日、イングランド(England)北部ヨーク(York)で開いた総会で、500年近くの同教会の歴史上で初めて女性主教を容認する議案を可決した。女性主教の容認はこれまで激しい論争の的となっていた。
同議案が可決されると、喝采が巻き起こった。これにより、女性主教を認めないとした2012年の衝撃的な決定は覆された。初の女性主教は、年内にも選任される見通し。
同教会の最高位職、ジャスティン・ウェルビー(Justin Welby)・カンタベリー大主教(Archbishop of Canterbury)はこれまで、女性主教容認に向け熱心な働き掛けを行ってきた。
デービッド・キャメロン(David Cameron)首相は、ウェルビー大主教が「この問題で強力なリーダーシップを発揮した」とたたえた。その後ツイッター(Twitter)に、「教会と平等の精神にとって素晴らしい日」になったとして、この動きを「心から歓迎する」と投稿した。
同議案は今後、英議会での審議を経てエリザベス女王(Queen Elizabeth II)による承認を得られれば、11月に再び開かれる教会の総会で発効することになっている。(c)AFP/Katherine Haddon