【7月14日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝のドイツ対アルゼンチン戦が行われたリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で13日、試合開始の直前に会場のマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)に向かってW杯に反対するデモ行進を試みた約300人の群衆を、警察が催涙ガスや威嚇用手投げ弾を使用して解散させた。

 同市ではこの前日、公共物破壊容疑で19人が拘束されており、デモ参加者らは警察による締め付けとブラジルの不十分な医療サービスに抗議していた。

 バットマンに扮(ふん)してデモに参加した歯科医の女性は、機動隊がデモを解散させる前に「W杯は終わろうとしているが、問題は残ったまま」「中心的な問題は、公共サービス、教育制度、医療サービス、そして治安の向上だ」と語った。(c)AFP