鉱山町のダム決壊で河川汚染のリスク発生、ボリビア
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【7月13日 AFP】ボリビア南西部の鉱山町で、有害物質が域内の主要水路に流出するのを防いでいるダムが決壊し、環境面の非常事態を招いている。複数の関係者らが明らかにした。
地元検察当局のホセ・ルイス・リオス(Jose Luis Rios)氏は国内のラジオ局に対して、ダムの下部が10日に決壊し、水がピルコマジョ川(Pilcomayo River)に流入したことを明らかにした。何らかの爆発があったという。
サンティアゴ・アポストル(Santiago Apostol)鉱山は民営で、鉛や銀、亜鉛を採掘している。リオス氏によると、当局はダム決壊の原因について調査中。
関係者らは、ダムから鉱山残滓(ざんし)が流出してピルコマジョ川を汚染するリスクを指摘した。ピルコマジョ川はボリビアを通過してアルゼンチンやパラグアイまで流れ、南米有数の水路であるパラグアイ川(Paraguay River)に合流している。(c)AFP