イアン・ソープ氏、インタビューで同性愛を告白 豪報道
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【7月13日 AFP】競泳界の伝説とされているオーストラリアのイアン・ソープ(Ian Thorpe)氏が、13日に放送予定のインタビューで同性愛を公表したという。12日、現地メディアが報じた。
五輪で合計5個の金メダルを獲得しているソープ氏は、過去に同様の報道が持ち上がった際は言下にそれを否定していたが、13日夜にオーストラリアのテレビ局チャンネル10(Channel Ten)で放送される予定となっている、英国のテレビ司会者マイケル・パーキンソン(Michael Parkinson)氏とのインタビューで、同性愛の事実を認めたという。
日曜紙サンデー・テレグラフ(Sunday Telegraph)によれば、31歳のソープ氏は、先月に収録されたこのインタビューの中で、数年間にわたるうつ病との闘いも告白したという。
ソープ氏は、2012年に出版された自伝「This is me」に、「ここに明記します。私は同性愛者ではありませんし、過去の関係もすべて異性とのものです。私は女性に引かれ、子どもが好きで、いつか家庭を築きたいと思っています」と記している。
「大きくなって、自分の性的指向を決めつけられ、それが必ずしも現実のものではないと気付いたときの気持ちを知っています。私は、自分が誰であるのかを知る前に、ゲイと呼ばれたのです」
(c)AFP