【7月11日 AFP】オーストラリアのトニー・アボット(Tony Abbott)首相が、同国を訪問した安倍晋三(Shinzo Abe)首相と共に巨大なタイヤの前で大きく股を開いてポーズをとる写真を自身のツイッター(Twitter)に投稿したことで、同国のインターネットユーザーから嘲笑を買っている。

 両首相は9日、同国西部ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州ピルバラ(Pilbara)地区にある英豪系資源大手リオ・ティント(Rio Tinto)のウエストアンジェラス(West Angelas)鉱山を訪問。狙いは豪州産鉄鉱石の対日輸出の重要性を強調することにあったが、最も注目を集めたのは、砂埃にまみれた巨大タイヤの前で片脚を高く上げ、新調した豪州製ブーツを披露する両首相の写真だった。

 オーストラリアのニュースサイト「news.com.au」は「お似合いとは言えないこの2人だが、確かに馬は合ったようだ。西オーストラリア産ワインのグラス越しにくすくす笑い合い、日本酒を飲んで酔っ払い、オーストラリアの美しい景色を前に絆を強めた」と皮肉った上で、「だが昨夜(アボット)首相が行ったこの小っ恥ずかしいとどめの投稿で、アボット氏はまた赤っ恥をかいた」と記している。

 アボット首相が投稿した写真には、保守派として知られる両首相が、防護ゴーグルを着けて、豪靴メーカー、RMウィリアムズ(RM Williams)製の黒いブーツを披露する姿が写されている。首相はさらに「オーストラリアからの贈り物、RMウィリアムズ製ブーツをはく安倍首相。今日このブーツをはいていることを、2人とも誇りに思っている」とツイートしている。

 ツイッターユーザーたちは、この写真を茶化すコメントを投稿している。あるユーザーは「どうやら、ブーツを見せたかったらしい。トニー・アボット豪首相が開いた、奇妙な股間ショット撮影会」と投稿。別のユーザーは「この撮影会を提案したスタッフは即刻クビにするべき」と書き込んだ。

 また、安倍首相に同情する書き込みも。「安倍首相が感じた不快さは想像できない。あれ(写真撮影)は断れないと感じたのだろう」

(c)AFP