【7月10日 AFP】フィリピンで、同国を訪れ帰国した台湾と中国人を標的にインターネットを悪用して金銭をだまし取っていた台湾人と中国人の詐欺グループが逮捕された。フィリピン警察が10日、明らかにした。詐欺容疑で逮捕されたのは、台湾人42人と中国人2人の計44人。

 詐欺グループは警察官や検察官、判事、マネーロンダリング(資金洗浄)対策当局者などと身元を偽り、被害者の銀行口座預金が資金洗浄に使われているなどとうそをついて、自分たちの口座に全額を預ければ安全だと信用させ金銭をだまし取った疑いがもたれている。

 詐欺グループはフィリピンに観光客として入国し、高級住宅を借り上げて犯罪拠点とする例が多いという。

 容疑者らは、9日に警察のサイバー犯罪部門と入国管理当局がフィリピン中部のイロイロ(Iloilo)で実施した一連の摘発で逮捕された。捜査には、首都マニラ(Manila)の台湾当局者が協力したという。

 フィリピンでは近年、台湾や中国人を標的にした同様の詐欺事件が増加しているという。(c)AFP