【7月10日 AFP】米ニューヨーク(New York)のアメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)が来月、大人向けに「お泊り会」を開催する。

 8月1日に予定されているお泊り会は大人気で、告知開始から1時間もせずに完売した。定員は150人で、チケットの価格は1人375ドル(約3万8000円)。21歳以上限定のイベントだ。

■深夜のプラネタリウム、暗がりの恐竜

 イベントは、ジャズ演奏付きのシャンパンレセプションで幕を開ける。その後、ゲストは誰もいない広大な博物館内を自由に歩き回り、ゾウや恐竜の骨格標本を心ゆくまで見学したり、深夜のプラネタリウムを楽しんだりすることもできる。

 希望者には同博物館のキュレーターが特別プレゼンテーションを提供する。就寝時間になれば、自然史博物館の象徴、巨大なシロナガスクジラの模型の下に寝袋を敷いて眠ることになる。

 このイベントには3コースの夕食、夜食のクッキーと牛乳、フルーツ、ヨーグルト、マフィン、グラノーラバーの軽い朝食も付いている。

 参加者は寝袋、枕、カメラ、歯ブラシなどを持参しなければならない。ただしパジャマの持ち込みは禁止だ。代わりに「暖かく着心地の良い衣服」を持参するよう指示されている。

 アメリカ自然史博物館には、世界の動物や鳥類、昆虫、恐竜など3200万点が展示されている。(c)AFP