元ブラジル代表ロマーリオ氏、連盟幹部は「刑務所に入るべき」
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【7月10日 AFP】サッカー元ブラジル代表で、現職の国会議員でもあるロマーリオ(Romario)氏が9日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)準決勝でブラジル代表が1-7とドイツに惨敗したことを受けて、同国サッカー連盟の幹部は刑務所に入るべきだと述べた。
惨敗から一夜明けたこの日、ロマーリオ氏はブラジルサッカー連盟(Brazilian Football Confederation、CBF)について、各クラブがもう何年もの間、同じ幹部を選出してきた連盟は、腐りきっているとした。
ロマーリオ氏はソーシャルメディアサイトに手記を投稿し、その中で「ブラジルのサッカーは、何年も前から崩壊してきている。リフティングもできない幹部によって、堕落してきているんだ」と述べた。
1994年のW杯米国大会でブラジルを優勝に導いたロマーリオ氏は、「彼らはVIP席にとどまり、口座に流れ込む大金を享受し続けている」とコメントした。
元点取り屋のロマーリオ氏は、ブラジルサッカーの後退は選手や監督の責任ではないと語り、CBF会長のジョゼ・マリア・マリン(Jose Maria Marin)氏と、2015年から会長となる予定のマルコ・ポーロ・デル・ネロ(Marco Polo del Nero)副会長が「刑務所に入るべきだ」と主張した。
今回のW杯開催に費やされた史上最多110億ドル(約1兆1000億円)の費用を批判する立場の一人であるロマーリオ氏は、13日の決勝の後で、ジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領がブラジル以外のチームにトロフィーを手渡さなければならない事実を嘆いている。
「優勝チームはカップを手にこの国を去り、そしてわれわれには、予算超過のスタジアムと、形にはならない遺産だけが残される。この大会は、恥辱のW杯として記憶されるだろう」
(c)AFP