児童密入国めぐり中米に警告、オバマ大統領
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【7月10日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は9日、中米諸国の人々に対し、子どもたちを家族の同伴なしでメキシコを経由して米国に不法入国する危険な旅に送り込まないよう訴えた。
大統領は、より良い生活を求めて米南西部の国境を越え、単身で不法入国した中米出身の子どもが昨年10月以降、約5万7000人に上ったことについて、「子を持つ親たちは、(こうした旅が)非常に危険なものであること、子どもたちに米国滞在が認められる可能性が低いことを認識しておく必要がある」と述べ、子どもたちを危険にさらす行為をやめるよう中米諸国の人々に要請したと表明した。
大統領は同日、テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)で共和党所属のリック・ペリー(Rick Perry)同州知事をはじめとする州政府関係者、宗教指導者らと会談し、大きな政治的対立へと発展している同問題について協議。その後に演説を行った。
大統領はまた、連邦議会に対し、政治的駆引きはやめ、危機的状況にある移民問題に対応するための緊急追加予算37億ドル(約3760億円)の拠出に向け協力するよう呼び掛けた。(c)AFP