【7月10日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)準決勝でアルゼンチンに敗れたオランダ代表のルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督は、PK戦で控えのGKティム・クルル(Tim Krul)を起用したかったと語った。

 ファン・ハール監督は、交代枠を使い切っていなければ、準々決勝のコスタリカ戦と同じように再びPK戦でヤスパー・シレッセン(Jasper Cillessen)に代えてクルルを投入していただろうと明かした。

 クルル投入の考えがあったかと問われたファン・ハール監督は、「起用したかったが、すでに3人の交代枠を使い切っていたのでできなかった」とコメントした。

 コスタリカ戦で2本のPKを止めたクルルはその結果、2-4で破れたアルゼンチンとのPK戦をベンチから落胆しながら見つめることになった。

 さらに、ファン・ハール監督にとってはアルゼンチンのGKセルヒオ・ロメロ(Sergio Romero)が2本のPKをセーブしたことが皮肉をもたらした。

 ファン・ハール監督は、オランダ・エールディビジのAZアルクマール(AZ Alkmaar)の指揮官時代に4年間、ロメロを指導していた。

「ロメロにはPKの止め方を教えた。それだけに堪えるね」

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