西アフリカで流行続くエボラ出血熱、死者518人に WHO
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【7月9日 AFP】世界保健機関(World Health Organization、WHO)は8日、エボラ出血熱の流行が続く西アフリカで、エボラウイルスへの感染が原因で死亡したとみられる人が518人に急増したと発表した。
WHOによると、ギニア、リベリア、シエラレオネの政府が今月3~6日に新たに報告した感染者は合わせて50人で、うち25人が死亡した。西アフリカ地域全体でのこれまでの感染者数(検査で感染が確認された人と感染の疑いのある人の合計)は844人に上っている。
感染者が最も多いのはギニアで、これまでの感染者は408人、死者は307人となっている。今月3~6日にギニアで新たな感染者はいなかったものの、エボラ出血熱で2人が死亡した。
リベリアではこの間、新たに確認された感染者が16人、死者が9人だった。これまでの感染者は合わせて131人に達し、死者は84人となった。シエラレオネでは34人が新たに感染、14人が死亡した。これまでの合計では感染者が305人、死者数が127人となっている。(c)AFP