独高速道路「アウトバーン」、外国人利用者から通行料徴収へ
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【7月8日 AFP】ドイツのアレクサンダー・ドブリント(Alexander Dobrindt)運輸相は7日、2016年から同国の有名な高速道路「アウトバーン(Autobahn)」を利用する外国人ドライバーから通行料を徴収し、インフラ整備の財源に充てたい考えを明らかにした。
有料となった場合、国外で登録された自動車やオートバイを運転するドライバーは、アウトバーンを利用するための通行許可証を入手する必要がある。10日間で10ユーロ(約1400円)、2か月間で20ユーロ(約2800円)、1年間で100ユーロ(約1万4000円)以上の料金が課される。1年間有効の許可証については、車両の使用年数、エンジンの排気量および排出ガス量によって料金が変動するという。
ドブリント運輸相は、国内のドライバーらも同様に料金を支払うことになるが、自動車税の優遇措置で補われるとし、また同案が欧州連合(EU)法とも矛盾しないと主張した。
同相によると、外国人ドライバーがドイツを訪問もしくは通過する回数は年1億7000万回に上るとされ、新たに導入される通行料により4年間で25億ユーロ(約3460億円)の収入が見込まれるという。(c)AFP