スニガは「ひきょう者」、チアゴ・シウバが非難
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【7月8日 AFP】サッカーブラジル代表のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)は7日、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)が絶望となるけがをさせたコロンビア代表のフアン・スニガ(Juan Zuniga)はひきょう者だと語った。
8日のドイツ戦を控えてシウバは、「私の観点からすれば、あれはひきょう者のタックルだ。私はディフェンダーとしてどうやって相手をマークするかを心得ているが、背中に膝を突き立ててボールを奪うようなやり方はない。普通の試合の状況では起こりえないことだ」と語った。
コロンビア戦の後半途中に、シウバはコロンビアのGKダビド・オスピナ(David Ospina)のプレーを妨害したとして警告を受け、ドイツ戦を出場停止処分で欠場することになった。
ブラジルサッカー連盟(Brazilian Football Confederation、CBF)は、このイエローカードの取り消しを申し立てたものの、国際サッカー連盟(FIFA)はこれを却下している。
シウバは、「GKからボールを奪おうと一瞬も思っていない。ファウルをしないように細心の注意を払っていた。唯一の覚えているファウルがイエローカードだった。試合を逃すのは辛いものだ」とコメントした。
「それでも、ピッチの上にいる選手を信じている。どんな11人でも、しっかりと代表を務めてくれるだろう」
シウバの代役には、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属し、ドイツ代表にチームメートが多くいるボンフィム・ダンテ(Dante Bonfim Costa Santos)が起用される見込み込みとなっており、シウバは、ダンテがこの試合で気持ちに飲み込まれることはないと語った。
「ダンテにはチャンスが来るだろうと言った。懸命に練習し、技術と気力があるとところを見せている。ここにたどり着くまでに彼が乗り越えてきたものは分かっている。これがチャンスだと彼に伝えたよ」
それでも、シウバは13日に控えるリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)での決勝でチームを率いるという野望を胸に抱いている。
「W杯での私の使命はまだ終わっていない。私の欠場やネイマールについてのことが、チームをさらに団結さえ、つながりを強固なものにしている」
「準決勝は一人の選手によってではなく、ともにチーム全体によって決まる。ミスを少なくすることが鍵になる。
細かなことが、決勝進出チームを決める違いを生み出すことになる」
「プレーできないことで苦しんでいる。それでも、私の心とネイマールの心は選手とともにピッチに立つだろう」
(c)AFP