【7月7日 AFP】ナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州で先月にイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」とみられる集団に拉致されていた女性や少女60人余りが、自力で脱出に成功した。複数の情報筋が6日、明らかにした。

 地元の自警団幹部は仲間らから聞いた話として、拉致された女性ら約63人が、拉致犯らが戦いに出かけた隙に逃げ出し、4日夜に自宅へ帰還したと説明。また、ボルノ州の州都マイドゥグリ(Maiduguri)の治安当局高官も匿名を条件に、女性らの脱出を確認したと語った。

 政府軍によると、同州ダンボア(Damboa)地区では4日夜、イスラム過激派組織と政府軍とが衝突し、50人以上が死亡していた。

 同州チボク(Chibok)地区では今年4月14日、200人以上の少女がボコ・ハラムによって拉致される事件が起きている。(c)AFP