■個人タイトルよりも「優勝トロフィーを」

 カーン氏は、2002年のW杯で大会最優秀選手と最優秀GKに選出されたが、ブラジル大会に臨んでいるノイアーは、それとは別の栄冠を勝ち取って大会を終えたいと話している。

 ノイアーは「僕としてはW杯のトロフィーの方が良いね」とコメントし、笑顔をみせた。

 マラカナンでのチームを救うプレーは、選手からも話題にされ、試合後のミックスゾーンでノイアーが質問に応じていると、チームメートのトーマス・ミュラー(Thomas Muller)とルーカス・ポドルスキー(Lukas Podolski)は「世界一のGK!」とからかう場面もあった。

 準決勝で対戦するブラジルは、エースのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を欠く布陣になるが、ノイアーは氷のように冷静というあだ名に恥じないコメントを発した。

 2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)前から、ドイツ代表に割って入るようになったノイアーは「やってみなければ分からないし、派手な準決勝になるかもしれない」と語った。

「セーブの多くは機械的なものだ。チームメートがゴールの真ん中を守ってくれるから、僕はニアを閉めるだけでよかった」

「ここまでの内容と結果を誇りに思うし、ファンも僕らを支えてくれているんじゃないかと思う」

(c)AFP