パラシュートクラブの小型機墜落、12人死傷 ポーランド
このニュースをシェア
【7月6日 AFP】ポーランド南部チェンストホバ(Czestochowa)近郊のトポルフ(Topolow)村で、パラシュートクラブのメンバーを乗せた小型機が墜落し、11人が死亡、1人が重傷を負った。地元メディアは、小型機に乗客が乗りすぎていた可能性を指摘している。
救急医療機関の報道担当者はAFPに対し、「飛行機には12人が乗っていた。唯一の生存者は病院に搬送されたが、危険な状態だ」と語った。
複数の報道によると、同国南部チェンストホバに近いルドニキ(Rudniki)の飛行場から飛び立った双発軽飛行機「パイパー・ナバホ(Piper Navajo)」には、パラシュートクラブの11人とパイロット1人が乗っていたという。
墜落の原因は現在のところ明らかになっていないが、国内メディアの報道では、乗客の乗りすぎによって飛行機のエンジンが故障した可能性が指摘されている。
ポーランド通信(PAP)は、この件に関わる匿名の情報筋の話として、同飛行機は過積載であった可能性があり、また現場周辺の気温は27度と高かったためエンジンのオーバーヒートが加速した可能性があると報じた。複数の目撃者は、飛行機は墜落する前、エンジンから低い異常音を発していたと話している。
ポーランド紙の選挙新聞(Gazeta Wyborcza)は、飛行機が墜落したトポルフ村に住む目撃者の話を引用。この目撃者は、「南から飛んできた。エンジンから変な音がしていた」、「家の近くを、とても低く飛んでいた。片方の翼の方に傾いていて、炎が上がっていた」と語った。この目撃者によると、村人らは炎に包まれた機体の外で、2人の遺体と生存者1人を発見したという。(c)AFP/Bernard OSSER