【7月6日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に出場するブラジル代表は5日、腰を痛めたウィリアン(Willian Borges da Silva)が練習を途中で切り上げたことで、ドイツとの準決勝を控え新たな不安材料を抱えた。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属し、今大会はここまで出場機会に恵まれていないウィリアンは、チームのベースキャンプ地テレゾポリス(Teresopolis)で行われた練習で、チームメートのエルナネス(Anderson Hernanes)と交錯し腰を痛めたようにみえた。

 エースのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が脊椎骨折により今大会残りの試合を欠場することが確定したのを受け、ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督は、8日にベロオリゾンテ(Belo Horizonte)で行われるドイツとの準決勝でウィリアンを起用する可能性があった。

 ネイマールはコロンビアに2-1で勝利した4日の準々決勝で、試合終盤に負傷し、約6週間の戦線離脱を余儀なくされていた。

 ブラジルの打撃はネイマール離脱だけではなく、コロンビア戦で先制点を挙げた主将のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)は、累積警告によりドイツ戦に出場できない。

 しかしながらブラジルは、MFのルイス・グスタヴォ(Luiz Gustavo)が累積警告による出場停止から復帰し、準決勝で起用することが可能となっている。(c)AFP