【7月5日 AFP】サッカーブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督が4日、脊椎骨折のため今大会絶望になったネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)を通して「狙われていた」と主張した。

 ネイマールはフォルタレーザ(Fortaleza)で行われたコロンビアとの準々決勝の終盤に、コロンビアのフアン・スニガ(Juan Zuniga)の膝蹴りを受けて顔をゆがめ、負傷退場していた。

 病院で受けた検査の結果、22歳のネイマールは第3脊椎骨折と診断され、今大会でプレーすることは不可能となった。

 ブラジルではまた、主将のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)が大会2枚目のイエローカードを受け、8日に行われるドイツとの準決勝は出場停止となっている。

 スコラーリ監督は、「私は今大会の3試合でネイマールが狙われていたと主張した。しかし、ほかの国はそれは事実ではなく、標的になったのはわれわれの方だと言っていたよ」と語った。

 スコラーリ監督はまた、コロンビアのGKダビド・オスピナ(David Ospina)のクリアを阻止しようとしたチアゴ・シウバにイエローカードが出たにもかかわらず、けがをさせたスニガには処分がまったくなかったことについて苛立ちを隠さなかった。

「イエローカードすら出なかったよ。何もしていないチアゴにはイエローカードを出したのに」

(c)AFP/Kieran CANNING