「イスラム聖戦士」との結婚に同意、19歳米少女を起訴
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【7月4日 AFP】イラク政権を危機に陥れているイスラム武装組織の戦闘員と結婚しようとして4月に逮捕されていた米国の19歳少女が、外国のテロ組織を支援した罪で起訴された。
起訴されたのは、看護師のシャノン・モーリーン・コンリー(Shannon Maureen Conley)被告(19)。シリアでの戦闘に加わっていた「イスラム国」(旧「イラク・レバントのイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」)の戦闘員と合流するため、4月8日にデンバー(Denver)の空港から独フランクフルト(Frankfurt)経由でトルコに向かおうとしていたところを逮捕された。
裁判所の文書によると、物静かだったという被告が逮捕される半年前にISILの戦闘員と知り合ってから、性格が激変したという。この戦闘員は、チュニジア人の「Y.M.」で32歳とのみ公開されている。
コンリー被告は「Y.M.」との結婚を承諾し、看護師の技術を生かすなどしてシリアでの活動を支援しようとした疑いがもたれている。
その準備として被告は昨年9月、青少年を対象にした米軍のプログラム「USアーミー・エクスプローラーズ(US Army Explorers)」に参加し、戦術や武器の扱い方などを習得したとみられる。
コロラド(Colorado)州検察が公開した供述書によると、コンリー被告は自分が出国した後にイスラム過激派の「聖戦」に加わる計画を家族に明かすつもりだったという。その時点では、もう家族は被告を引き止めることはできないからだ。
また、被告はイスラム世界に対する不当な行為を正す方法は聖戦しかないと主張し、「イスラム戦士」たちと行動を共にするために海外での「聖戦」に加わりたかったと供述している。
コンリー被告は、米政府が指定した海外のテロ組織に物的支援を行った共謀罪で起訴された。有罪が確定すれば、最高で禁錮5年か25万ドル(約2600万円)の罰金刑、またはその双方が科される可能性がある。(c)AFP