【7月4日 AFP】フランスの航空当局は4日、米国への直行便の保安検査の強化を米当局から要請されたとして、仏国内の空港警備を強化したと発表した。

 フランス民間航空総局(DGAC)の声明は、新たに導入した対策について「可能な限り乗客に不便をかけないよう制限して行うが、遅延が起きる可能性もある」と述べている。AFPの取材に対しDGACは、「追加された対策の詳細は公開できない」と述べた。

 仏当局は米国行き航空便の利用者に対し、早めの空港到着を呼び掛けている。警備強化による乗客への影響は特にパリ(Paris)のシャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)空港とオルリ空港(Orly Airport)で大きいとみられるが、南部ニース(Nice)やマルセイユ(Marseille)の空港でも影響は避けられない見込みだ。(c)AFP