【7月4日 Relaxnews】旅客機の乗客は、例えてみると赤ちゃんのようなものだ。食事を与えられて寝かされると幸せな気持ちになる。

 英ブリティッシュ・エアウェイズ(British AirwaysBA)は、神経の働きを測定する携帯型のセンサーと、光ファイバーが編み込まれている「幸福のブランケット」を乗客に利用してもらい、人間の感情を視覚化する実験を行った。

 客室乗務員たちは、「幸福のブランケット」が赤色に変わると乗客が緊張し不安を感じており、ブランケットが青色に光る場合、落ち着いてくつろいでいることが分かる。

 英ロンドン(London)から米ニューヨーク(New York)へ向かう飛行機の乗客たちに対して実施されたこの実験は、脳神経が発する電気信号の変動を測定することで、乗客の満足度を測るというもの。

 実験の結果、飲食物を口にしているときに乗客たちは最も幸福を感じ、寝ているときに最もくつろいでいることが分かったという。

 このブランケットはデータ収集のためにだけ使用され、今後、客室乗務員が乗客の気分をうかがうために使用されることはないという。

「幸福のブランケット」を乗客たちが利用する様子は以下のサイトで見ることができる。http://bit.ly/1iQGhQ6

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