磁気で浮遊する「スカイトラン」は将来の公共交通機関?
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【7月2日 Relaxnews】空中を走行するカプセル型のリニアモーターカーと聞いたら、SF映画の中でしかお目にかかれないものと思うかもしれないが、公共交通機関として将来採用されることになるかもしれない。
米航空宇宙局(NASA)との共同開発で誕生した「スカイトラン(skyTran)」は、リニアモーターカーのように磁気を利用し、線路につり下がった2人乗りのカプセル型モノレールで、地上約6メートルの高さを走行する。「早く、安全で、環境にも優しい、経済的な」輸送手段として実用化が進められている。
現在、イスラエルのテルアビブ(Tel Aviv)にあるイスラエル航空工業(Israel Aerospace Industries、IAI)社の敷地内に、スカイトランの第一号システムの建設が計画されている。完成予定は2016年で、その後市内各地を結ぶ交通網へと発展させる計画もある。
建設などが順調に進めばさらに、仏トゥールーズ(Toulouse)や米サンフランシスコ(San Francisco)でも導入される可能性があるという。(c)Relaxnews/AFPBB News