【7月2日 AFP】W杯ブラジル大会(2014 World Cup)開催中の同国各地のスタジアムや街路は、代表チームのレプリカジャージーやカラフルなウィッグ、国旗をイメージしたフェースペイントなど、定番の応援スタイルの人々であふれている。

 そして愛犬家やファッションに敏感な人、恋人と熱愛中のファンのためにも、犬用の応援グッズやデザイナーズブランドの女性服、ブラジルの国民的カクテルの香りがするコンドームといった個性的でポップな応援グッズがそろっている。

 果てしなく広がる都市圏でブラジル経済の中心地サンパウロ(Sao Paulo)では、ありふれたものから最新トレンドを取り入れたものまで、さまざまなW杯関連の土産物が、高級住宅街でも喧噪あふれる露天市でも、どこでも目につく。

 富裕層が暮らす地区にあるペットショップでは、黄色のブラジルカラーで真ん中にサッカーボールが描かれた犬のマナー袋用ケースさえ売っている。しかし最も売れ行きが良いのは、ブラジル代表FWネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の背番号「10」が背中に入った犬用の黄色いジャージー。1枚14ドル(約1400円)で、これまでに80枚を売り上げたという。愛犬のマルチーズのためにジャージーを購入した建築家のレジーナ・サッカレリさん(34)は「今の季節は寒いし、ペットはキュートに見えるし、それにW杯の真っ最中だから」と話す。