【6月30日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は29日、フォルタレーザ(Fortaleza)で決勝トーナメント1回戦の試合が行われ、オランダが2-1でメキシコを破り、準々決勝に駒を進めた。

 オランダはクラース・ヤン・フンテラール(Klaas-Jan Huntelaar)がPKを決め、劇的な逆転勝利を収めた。

 後半3分にジオバンニ・ドスサントス(Giovanni Dos Santos)が先制点を挙げたメキシコは、1986年大会以来のベスト8入りまであと一歩と迫っていたが、オランダが同43分にウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)のゴールで同点に追いつくと、立て続けにフンテラールのPKで逆転した。

 グループリーグのカメルーン戦ではオフサイドの判定に泣かさたドスサントスは、後半3分にペナルティーエリアの外から左足を振りぬき、オランダから先制点を奪った。

 そしてメキシコは、今大会絶好調の守護神ギジェルモ・オチョア(Guillermo Ochoa)がこの試合でも活躍をみせ、ステファン・デ・フライ(Stefan de Vrij)のボレーシュートをセーブするなど、素晴らしいパフォーマンスを披露した。

 しかし、オチョアはスナイデルの強烈なシュートを止めることができず、オランダに同点に追いつかれると、ロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)に代わって途中出場を果たしたフンテラールにPKをゴール左隅に決められた。(c)AFP