「真珠の耳飾りの少女」の美術館、改装終了で再オープン
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【6月28日 AFP】17世紀オランダ絵画の巨匠ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の「真珠の耳飾りの少女(Girl with a Pearl Earring)」の他、黄金時代の芸術作品を所蔵しているマウリッツハイス(Mauritshuis)美術館が改装を終え、ウィレム・アレクサンダー(Willem-Alexander)オランダ国王が27日、再開を宣言した。
セレモニーでは、木製コンテナがクレーンで下ろされ、その中から真珠の耳飾りの少女の衣装を着けた女性が姿を現して国王に鍵を手渡した。国王は象徴的にドアを開け、3000万ユーロ(41億円)をかけ、2年にわたる改装を経た17世紀の邸宅美術館を開館した。
同美術館のエミリー・ゴーデンカー(Emilie Gordenker)館長は国王を館内に案内し、その様子は美術館外の大きなスクリーンで生放送された。
マウリッツハイス美術館は所蔵絵画約800点で、そのうち展示されているのは250点と小規模だが、レンブラント(Rembrandt)の「テュルプ博士の解剖学講義(The Anatomy Lesson of Dr Nicolaes Tulp)」とフェルメールの「デルフトの眺望(View of Delft)」など、評価の高い作品を擁している。(c)AFP/Maude BRULARD