【6月22日 AFP】競泳のマイケル・フェルプス(Michael Phelps、米国)が21日、米国水泳グランプリシリーズ(USA Swimming Grand Prix Series)のサンタクララ大会に出場し、200メートル自由形で2位に入った。

 復帰してから数多くの種目に出場しているフェルプスは、この日行われた200メートル自由形で、練習仲間のヤニック・アニエル(Yannick Agnel、フランス)に次ぐ2位に輝いた。

 五輪では、金メダル18個を含む史上最多の22個のメダル獲得という驚くべき記録を樹立したフェルプスは、世界水泳と五輪を制したアニエルとの対決について、最後の50メートルは勝負にならなかったと語った。

 ボブ・ボウマン(Bob Bowman)コーチの下、フェルプスとともに北ボルティモア水泳クラブ(North Baltimore Aquatic Club)で練習を積むアニエルは、1分46秒99を記録し、1分48秒20のフェルプスを大きく引き離した。

 今年4月、約2年ぶりに現役へ戻ったフェルプスは、来年ロシアで行われる第16回世界水泳選手権(16th FINA World Championships)や2016年のリオデジャネイロ五輪など、最高レベルの国際大会へ復帰する意志があるかについては、明言を避けている。

 しかし、大舞台への復帰へ向け、勢いは確実に増している。復帰第3戦目の今大会を、フェルプスはかなり厳しい日程で戦ってきた。

 フェルプスは20日、100メートルバタフライではトム・シールズ(Tom Shields、米国)と同タイムの1位に、100メートル自由形では五輪金メダリストのネイサン・エイドリアン(Nathan Adrian、米国)に次ぐ2位に輝いている。(c)AFP