川島、コロンビアとのグループ最終戦は「新しい姿勢が必要」
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【6月21日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で早期敗退の危機にある日本代表のGK川島永嗣(Eiji Kawashima)が20日、チームには新しい姿勢が必要だとの見解を示した。
アルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督が率いる日本代表は、2004年の欧州選手権(UEFA Euro)王者ギリシャが退場者を出して10人に減った後も攻撃的に仕掛けることができず、自力でのグループリーグ突破の可能性が無くなった。
本田圭佑(Keisuke Honda)のゴールで序盤に先制しながらも、試合に敗れた大会初戦のコートジボワール戦に続き、日本はギリシャと0-0の引き分けに終わっている。
日本は数的不利となった相手にボールを支配しながらも、ギリシャの堅固な守備を崩す術を見いだすことができず、最終戦ではすでに決勝トーナメント進出を決めているコロンビアに勝利することが、グループリーグ突破に望みをつなぐ最低条件となってしまった。
サンパウロ(Sao Paulo)州イトゥ(Itu)のベースキャンプに戻った川島は、「自分たちは本当に勝ちたかったので、もちろん落胆している」と語った。
「だけど今は次の試合に立ち向かわないといけないし、全員が次の試合では勝利が必要だと分かっているから、気持ちを入れ替えなければならない」
ベルギー1部リーグのスタンダール・リエージュ(Standard de Liege)でプレーする川島は、コロンビアがすでに決勝トーナメント進出を決めているため、日本にとって楽な試合になるのではないかという見方について、「そうは思わない。コロンビアはとても強いし、質の高い選手がそろっている。次も僕たちにとって厳しい試合になる」とコメントした。
また川島は、チームの問題点をゴール前の決定力だけに決めつけるの安易な考えだと主張し、「結果だけをみればそういうことが言えるのかもしれないが、常に対戦相手があり、ギリシャはスペースのなかで非常にコンパクトに、よく守っていた。だから相手がどうプレーしていたかもみなければならない」と語った。
グループCでは2試合を終えて勝ち点を6に伸ばしたコロンビアが決勝トーナメント進出を確定させており、2位には初戦で日本に勝利したコートジボワールが勝ち点3でつけている。
日本とギリシャはともに勝ち点1だが、得失点差で上回る日本が3位となっている。(c)AFP/John WEAVER