【6月20日 AFP】ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)で19日、サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)のイングランドとウルグアイの試合が行われていた時間帯に公共交通機関の無料化を求めるデモがあり、警察とデモ参加者が散発的に衝突した。

 デモは当初穏やかに行われていたが、途中で覆面をした若者グループが警察に花火などを投げ始め、警察が催涙ガスを使用。ブラジルのニュースサイトG1によると、若者グループはさらに自動車販売店で車4台を壊し、ごみ箱に放火するなどして、1時間以上にわたって道路をふさいだ。若者たちはまた、投石で銀行の窓を破壊したという。

 ブラジルではW杯のプレ大会として昨年開催されたコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2013)の大会期間中にも、公共交通機関の運賃値上げに対する大規模なデモがあった。(c)AFP