【6月19日 AFP】ウクライナのペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領は18日、同国東部で親ロシアの分離派勢力と戦闘を続ける政府軍に対し、一方的な停戦を命じる計画を表明した。停戦が実現すれば、ウクライナの国家分裂が回避される可能性もある。

 同大統領はロシアとの緊張緩和に向けたさらなる一歩として、ロシア政府の憎悪の対象となっているアンドリー・デシツァ(Andriy Deshchytsya)外相に代わる新外相として、欧州安保協力機構(OSCE)仲介の対ロシア交渉にあたっているパブロ・クレムキン(Pavlo Klimkin)特使を起用することを決定。

 だが同時に、米国と欧州連合(EU)に対し、ロシアとのウクライナ国境の保全と武器や武装勢力の流入防止のための支援を訴えた。(c)AFP/Dmitry ZAKS