【6月19日 AFP】サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督は18日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループCのギリシャ戦を前に、数少ないチャンスをものにできなければ、大会から姿を消すことになると選手に呼びかけた。

 日本とギリシャは、それぞれ初戦でコートジボワールとコロンビアに敗北を喫し、グループリーグ突破に向けて後がない状況に立たされている。

 試合後半で2得点を許し、コートジボワールに力でねじ伏せられた日本代表は、19日に再びアレーナ・ダス・ドゥーナス(Arena das Dunas)で手ごわい相手と対戦することになる。

 ゲオルギオス・サマラス(Georgios Samaras)をはじめとする長身の選手を擁するギリシャは、日本選手の前に高くそびえることになるだろう。

 ザッケローニ監督は、2004年の欧州選手権(UEFA Euro 2004)で驚きの優勝を飾ったギリシャの完成された戦い方が、アジアカップ(AFC Asian Cup)を通算4度制した日本の大きな脅威になると考えている。

 報道陣に対してザッケローニ監督は、「ギリシャは、粘り強さとコンパクトな陣形を武器に戦ってきた」と話した。

「彼らは、そうやって成功を手にしてきた。攻撃をうまく封じる力を持っているので、難しい相手だ。チャンスを見つけたら、それを逃してはならない」

「非常に短期間の大会なので、一試合でも落とせば、勝ち進むチャンスが減っていくのは明らかだ」

「しかし、私は楽天家だ。日本には素晴らしい素質がある。明日から始まる残りの2試合で、その力を見せるだけだ」

「ここから先に進むためには、勝利が必須条件だ」