【6月18日 AFP】西アフリカのギニアで17日 、石油が入った料理を食べた多くの人が腹痛などを訴えて病院に搬送された。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた医師によると、「石油が入っていたソースをかけて米を食べた114人が、腹痛、下痢、嘔吐(おうと)の症状で首都コナクリ(Conakry)の大型病院に入院した」という。

 別の医師は患者たちが入院したことを確認するとともに、コナクリにある小規模なレストランの料理人が「ピーナツ油と石油を間違えた」ようだと話している。

 多数の入院患者が運び込まれた病院は大混乱になった。搬送された患者をエボラウイルスの感染者と勘違いし、逃げ出した人たちも数十人いたという。エボラウイルスは感染力の強い出血熱ウイルスで、ギニアではこれまでに、感染した200人以上が死亡している。(c)AFP