【6月17日 Relaxnews】ニューヨーク(New York)の鉄道高架路線跡地に作られた公園「ハイライン(High Line)」はこのたび、開園から5年が経過した。公園関係者は「自由の女神(Statue of Liberty)」よりも多くの観光客を惹き付けていると自慢気だ。

 ハイラインはマンハッタン(Manhattan)地区のウエストサイド(West Side)沿いに位置する約1.5マイル(約2.4キロ)の緑道。ハドソン川(Hudson River)とニューヨークのスカイラインを望むことができる。

 2009年6月8日に最初の区画がオープンして以来、人々にとっての緑のオアシスとなったこの公園。散歩や一休みの他、写生や周囲の雰囲気を楽しむ人々にとって人気のスポットとなっている。

 公園を維持管理する非営利団体「フレンズ・オブ・ハイライン(Friends of the High Line)」のジェニー・ガースタン(Jenny Gersten)理事は、「今年は500万人以上が訪れると見込んでいる。この数は自由の女神のものよりも多い」とAFPに語った。

 2011年6月に2区画目が開設しており、年内にも第3区画がオープンする予定となっている。

 同団体の共同設立者、ジョシュア・デービッド(Joshua David)氏は、今では維持管理費の9割が個人や財団、企業からの寄付金で賄われ、「珍しい」資金調達モデルになっていると説明した。(c)Relaxnews/AFPBB News