【6月17日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループAのメキシコ戦を前に、ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督率いるブラジル代表は、ここで白星を挙げてベスト16進出を確実なものにしたいと考えている。

 フォルタレーザ(Fortaleza)で行われるメキシコとの一戦に勝利すれば、ブラジルは、1-2で敗れた2012年のロンドン五輪決勝の雪辱を果たすことができる。

 クロアチアとの開幕戦で、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が2得点の活躍をみせ3-1で勝利したブラジルだが、激しい論争が巻き起こったPKによって、勝利の輝きが半減してしまった。スコラーリ監督は、チームが優勝候補として文句なしのプレーをみせることを期待している。

 17日の試合でブラジルが勝利し、18日のカメルーン対クロアチア戦が引き分けかクロアチアの勝利に終われば、開催国ブラジルの決勝トーナメント進出が決まる。

 ブラジルとメキシコは、過去にもフォルタレーザで対戦している。両チームが同じ舞台で戦った昨年のコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2013)では、1分半のブラジル国歌が流れ終わった後も、ブラジルのサポーターがアカペラで歌い続けた。主将のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)は、これに触発されたと語り、ブラジルが2-0で勝利している。

 ブラジルの試合ではもちろん、南米各国でも国歌斉唱の際に同じような現象が起きている。チアゴ・シウバは、「今回も同じように歌ってもらえたら、ファンが味方についていることを実感するだろう」と語った。(c)AFP