【6月17日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループHでの対戦を控え、ロシアと韓国の監督と選手は、お互いを識別する手段がないと話した。

 ロシア代表のファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督は、韓国代表選手の名前を知らないのは失礼ではないかと問われると、「選手名を覚えるのは大事なことじゃない。大切なのは、彼らの特徴を知ることだ」と肩をすくめた。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のマインツ05(Mainz 05)に所属する韓国代表の具滋哲(Ja-Cheol Koo、ク・ジャチョル)も、ロシア代表の名前を言えるかと聞かれると、「いや、名前は知らない。背番号は知っている」と正直に答えた。

 韓国の洪明甫(Myungbo Hong、ホン・ミョンボ)監督は、ロシア代表に名前を覚えられていないことを不愉快に思うかという質問に対し、「実際のところ、外国人に韓国人選手の名前を覚えてもらうのは容易なことではないんだ」と笑顔で回答している。(c)AFP