【6月17日 AFP】ドイツ・ベルリン(Berlin)のサッカースタジアムで16日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)での自国チームの初戦となるポルトガル戦を大画面で見ようと、多くのファンらが自宅からソファを持ち寄り、ゆったり座ってくつろぎながら観戦した。

 穏やかな天気に恵まれた同日夕方、同市のプロサッカークラブの一つ、ブンデスリーガ2部のウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)のスタジアムのピッチには、形も色もさまざまなソファが約850脚持ち込まれた。

 この「マイ・ソファ持参」という異例の呼び掛けに喜んで応じ、各家庭からソファを運んできたサポーターらは、パブリックビューイングのため同スタジアムに設置された130平方メートルという巨大スクリーンで、ブラジル・サルバドール(Salvador)で自国チームが臨んだ試合を堪能した。

 会場内での飲食代を除けば、このイベントへの参加は無料。グループリーグ戦の間、1日につき1~2試合を観戦することができる。ソファ1脚に座れるのは4人まで、毎日必ず使用、試合開始の30分前には着席というルールが設けられている。ピッチには保護カバーがかけられており、大会期間中ソファはピッチ内に置き続けられる。(c)AFP