パキスタンのタリバン、外国企業に国外退去するよう警告
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【6月16日 AFP】イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban Pakistan、TTP)」は16日、同国の部族地域を対象とした政府軍の大規模な掃討作戦に対し報復攻撃を行うと宣言し、外国企業にパキスタンから退去するよう警告した。
攻撃に備えてパキスタン全土の主要都市には軍や準軍組織の部隊数千人が配備されており、また病院は多くの負傷者への対応を想定して警戒態勢にある。
アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)と国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装勢力の拠点となっている北ワジリスタン(North Waziristan)地区に対する掃討作戦は、今週開始された。前週にはパキスタン・カラチ(Karachi)にある同国の主要空港が武装勢力に攻撃を受け、20人以上が死亡。政府と武装勢力の和平交渉は決裂した。
TTP側のシャヒドラ・シャヒド(Shahidullah Shahid)報道官は声明で「外国のすべての投資家、航空会社、多国籍企業に対し、直ちにパキスタンでの活動を停止し、パキスタンからの退去準備をするよう警告する。さもなければ 損失が生じてもそれは彼らの自己責任だ」と述べた。(c)AFP