【6月16日 AFP】全米音楽チャートのカウントダウン番組「アメリカン・トップ40(American Top 40)」のDJを40年近く務めた人気パーソナリティー、ケーシー・ケーサム(Casey Kasem)氏が15日、ワシントン(Washington)州ギグハーバー(Gig Harbor)で死去した。82歳。広報担当者によると、レビー小体型認知症を患っていたという。

 ミシガン(Michigan)州デトロイト(Detroit)のレバノン移民の家庭に生まれたケーサム氏は、1970年に放送が始まったラジオ番組「アメリカン・トップ40」のDJで一躍有名になった。

「アメリカン・トップ40」は、音楽誌ビルボード(Billboard)のトップ100を基にしたラジオ音楽チャート番組。ヒット曲の放送に加え、リスナーが遠くの知人に捧げる曲をリクエストするコーナーや、曲にまつわる裏話やアーティストの経歴などの紹介が全米で人気を博した。(c)AFP