イラクのシーア派指導者が抵抗呼びかけ、オバマ大統領は部隊派遣を否定
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【6月14日 AFP】イラクのシーア(Shiite)派最高権威アリ・シスタニ(Ali al-Sistani)師は13日、イラク国民に向け、イスラム武装勢力「イラク・レバントのイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」の猛烈な攻撃に対し武器を取って戦うよう呼びかけた。
今回の呼びかけは、公の場にはめったに姿をみせないシスタニ師に代わり、代理人がシーア派聖都のカルバラ(Karbala)で伝えたもの。代理人は、「武器を取りテロリストと戦い、国と国民、聖地を守ることのできる市民は、志願して治安部隊に参加し、この聖なる目的を達成しなければならない」と訴えた。
また、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は同日、ホワイトハウスで記者会見を行い、「イラクの戦闘に米軍部隊を派遣することはない」と述べたうえで、「国家安全保障チームに対し、イラク治安部隊を支持する他の選択肢を準備するよう求めている」と述べた。(c)AFP/Mohamad Ali Harissi