【6月13日 Relaxnews】12日に開幕したサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に合わせ、世界中のホテル経営者たちは、サッカーファンの宿泊客たちのために、W杯をテーマにしたメニューを用意したり、試合を生放送したり、観戦のための特別ラウンジを開設したりとさまざまなサービスを提供している。

 高級ホテルチェーンのフォーシーズンズ(Four Seasons)では、試合観戦中の宿泊客が飲食物に事欠くことがないよう特別な配慮がなされている。

 シンガポール(Singapore)にあるフォーシーズンズでは、ファンたちの情熱をかき立てるような、しかも試合を一瞬たりとも見逃さずにすむルームサービス用の特別メニューをシェフたちが用意した。

 例えばイングランドのファンはフィッシュ・アンド・チップスサンドを、スペインのサポーターはチョリソー・ロモやイベリコ豚のハム、メキシコのファンはポークタコスを注文できるといった具合だ。

 米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)のフォーシーズンズでは大会期間中の1か月、ホテル内にあるエッジ・コパ・ラウンジ(Edge Copa Lounge)で、マルチスクリーンによる試合放送やフーズボール(Foosball)とも呼ばれるテーブルサッカー、ブラジルの国民的なカクテル、カイピリーニャ(Caipirinhas)など、W杯関連のサービスが提供される。

 またインド・ムンバイ(Mumbai)にあるタージマハル・ホテル(Taj Mahal Palace)は、メッシ・メッシ(Messi Messi)、レッド・フューリー(Red Fury)、サンバ・スペシャル(Samba Special)、スイス・コネクション(Swiss Connection)といったサッカーにちなんだメニューを用意したと、インド紙エコノミック・タイムズ(Economic Times)が報じている。

 カタールのドーハ(Doha)にある、クラウン・プラザ(Crowne Plaza)やマリオット・ホテル(Marriott Hotel)、リッツ・カールトン(Ritz-Carlton)といった高級ホテルも、宿泊客のために試合の放送やW杯をテーマにしたパーティーといったサービスを提供するという。(c)Relaxnews/AFPBB News