【6月11日 AFP】ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が捉えた「NGC1566」銀河。この銀河は、かじき座(Dorado)にあり、地球から約4000万光年離れている。米航空宇宙局(NASA)が10日、公開した。

 NGC1566銀河は「中間渦巻銀河」と呼ばれる銀河。これは棒渦巻銀河と非棒状渦巻銀河の間に分類されるもので、中心部は棒渦巻銀河ほどはっきりとしていない。

 NGC1566銀河の中心核は小さいものの極めて明るく、「セイファート銀河(Seyfert galaxy)」の明らかな兆候を示している。

 セイファート銀河の中心部は非常に活発で明るく、太陽の数百万倍の質量を持つ超巨大ブラックホールが存在する可能性がある。

 NGC1566銀河は、確認されているセイファート銀河の中でも2番目の明るさを持った銀河だ。

 画像はハッブル宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」の近赤外線領域で撮影された。(c)AFP