ロシア女性記者暗殺、被告2人に終身刑
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【6月10日 AFP】調査報道を主分野にしていたロシアの女性記者アンナ・ポリトコフスカヤ(Anna Politkovskaya)さんが2006年に暗殺された事件で、モスクワ市裁判所(Moscow City Court)は9日、被告5人のうち2人に終身刑を言い渡した。残る3人には懲役12~20年が言い渡された。
ロシア連邦調査委員会(Investigative Committee of Russian Federation)によると、終身刑となったのは、ポリトコフスカヤさんの致命傷となった銃撃を実行した人物として起訴されていたチェチェン人のルスタム・マフムドフ(Rustam Makhmudov)被告と、銃撃を計画したとされる叔父のロムアリ・ガイツカエフ(Lom-Ali Gaitukayev)被告。
マフムドフ被告の兄弟であるジャブライル・マフムドフ(Dzhabrail Makhmudov)被告とイブラヒム・マフムドフ(Ibragim Makhmudov)被告には、それぞれ殺人に関与した罪で矯正労働収容所での懲役12年と14年が、また元モスクワ市警警官のセルゲイ・ハジクルバノフ(Sergei Khadzhikurbanov)被告には懲役20年の刑が下された。(c)AFP/Max DELANY