「フェンディ」が単独支援、「トレビの泉」などの修復工事がスタート
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【6月9日 MODE PRESS WATCH】「フェンディ(FENDI)」が単独で資金を提供する伊ローマの「トレビの泉」と「クアトロ・フォンターネ」の修復工事が5日、スタートした。
「フェンディ」はトレビの泉の修復にかかる218万ユーロ(約3億520万円)と「クアトロ・フォンターネ」の修復にかかる32万ユーロ(約4,400万円)を全額負担する。修復はそれぞれ2015年秋と、同年3月に完了予定。また、大勢の観光客が訪れる「トレビの泉」では仮設通路を設置し、工事中も泉の全景が見られるようにするほか、囲いに大型スクリーンを設置してイメージを流したり、特設された場所からコインを投げ込むことができるようにするなど(トレビの泉へのコインの投げ込みは伝統的な願掛け方法として有名)、訪れた観光客を楽しませる工夫を凝らす。
今回の資金提供は、「フェンディー フォー ファウンテンズ(FENDI for FOUNTAINS)」プロジェクトの一環として行われたもの。同プロジェクトはローマが誇る歴史的・芸術的遺産の継続的かつ広範な保存活動を通して、ローマ市内の歴史的な噴水を保護し、価値を高めることを目的に実施されている。
「フェンディ」の協力について、ローマ市長のイグナツィオ・マリノ(Ignazio Marino)氏は、「ローマにこの驚くべき贈り物をしてくれたフェンディに、そして楽しみに訪れてくださる大勢の観光客の皆様に感謝いたします。わが国でも屈指のラグジュアリーブランドの支援を得て、ついにこの事業がスタートします。フェンディのローマへの情熱が、修復作業を可能にしてくれたのです」と喜びのコメントを発表。また、「フェンディ」のピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)チェアマン兼CEOは、「修復作業はトレビの泉を元の壮麗な姿に戻すだけでなく、この数ヶ月の間にローマを訪れる大勢の観光客の皆様に、まったく新しい視点で、これまでにないほど近くから噴水を見ることができるというユニークな機会を与えるでしょう。ローマと、そこにある噴水の数々は、長年フェンディに多くのものを与えてくれました。ローマの人びとに、この都市のシンボルのひとつをお返しできることを光栄に思います」と語った。
【お問合せ先】
フェンディ ジャパン/03-5414-6762
【関連情報】
・フェンディ 公式HP:http://www.fendi.com/jp/ja
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