ついに優勝したイングランド―1966年W杯イングランド大会
発信地:パリ/フランス
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【6月11日 AFP】サッカーの母国イングランドは、1966年に初めてW杯を開催した。
グループステージでは、年老いたブラジルがエウゼビオ(Eusebio da Silava Ferreira)を中心とするポルトガルに1-3で敗れ、イタリアは0-1で北朝鮮にまさかの敗戦を喫した。
イングランドは低調なパフォーマンスをみせながらも着実に勝ち進み、準決勝ではエウゼビオを擁するポルトガルと対戦した。
ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われた試合で、イングランドはボビー・ チャールトン(Bobby Charlton)が2得点を挙げる活躍をみせ、ポルトガルとの試合を制した。
その一方で西ドイツが旧ソビエト連邦を破り、決勝に駒を進めた。
決勝はヘルムート・ハーラー(Helmut Haller)の得点で西ドイツが先制したものの、イングランドはハーフタイム前にジェフ・ハースト(Geoff Hurst)のゴールで同点に追いついた。
イングランドはマーティン・ピータース(Martin Peters)のゴールで勝ち越しに成功し、タイトルを手にしたかのようにみえたが、西ドイツは終盤にヴォルフガンク・ウェーバー(Wolfgang Weber)の劇的なゴールで同点に追いつき、試合は延長戦に突入した。
迎えた延長戦、ハーストは2得点を記録し、W杯決勝で史上初めてハットトリックを達成した選手になった。
ハーストがこの試合で挙げた2得点目は大きな物議を醸した。ボールはクロスバーに当たって真下に落ち、ラインズマンがゴールラインを越えたと判定した。(c)AFP