北朝鮮、米国人観光客を拘束
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【6月6日 AFP】北朝鮮は6日、観光客として入国した米国人男性の身柄を旅券に関する法令に違反したとして拘束した。国営朝鮮中央通信(Korean Central News Agency、KCNA)が伝えた。
KCNAによると、男性は「米国人で、4月29日に北朝鮮に観光客として入国し、北朝鮮の法律に違反する活動に従事していた」という。
この男性を含め、北朝鮮には現在、3人の米国人が拘束されているとみられる。うち1人は4月に拘束されたミラー・マシュー・トッド(Miller Matthew Todd)氏(24)で、入国する際に所持していた観光ビザをビリビリに破って亡命を求めたとされている。
もう1人は2012年11月から拘束されたままの韓国系米国人、ケネス・ベ(Kenneth Bae、韓国名:ペ・ジュンホ、Pae Jun-Ho)氏(45)で、北朝鮮は過激派のキリスト教伝道者と主張し、政府転覆を企てた罪で15年の労働教化刑を言い渡している。(c)AFP