【6月6日 AFP】オランダ・アムステルダム(Amsterdam)のスキポール空港(Schiphol Airport)で5日、ノルウェーから到着した旅客機の車輪格納部から遺体が発見された。前日からノルウェーで行方不明になっていた17歳の少年とみられている。

 オランダの警察当局は、「スキポール空港に旅客機が到着した後、右車輪格納部の中から遺体が見つかった。これまでの捜査では犯罪性はなく、死因は酸欠によるものとみられる」と発表した。遺体の身元については触れなかった。

 オランダの報道によると、遺体が発見されたのはノルウェー・サンネフィヨルド(Sandefjord)発アムステルダム行きのKLMオランダ航空機。

 一方、ノルウェーの警察当局は見つかった遺体について、サンネフィヨルド空港から約20キロ離れた町に住む自閉症の少年(17)ではないかとの見方を示した。この少年は、4日夜に行方不明になっていることが発表されていた。

 4月には、米カリフォルニア(California)州の少年(16)が航空機の車輪格納部に潜り込み、4時間の飛行の末にハワイ(Hawaii)で保護される騒動が起きている。この少年は命に別状はなかった。(c)AFP