恐竜の化石を密輸した男に禁錮3月 米
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【6月5日 AFP】米国で3日、恐竜の化石を密輸した男に禁錮3月の有罪判決が言い渡された。当局が発表した。
エリック・プロコピ(Eric Prokopi)被告(39)は2010年と12年に英国人と共謀し、約7000万年前の肉食恐竜「ティラノサウルス・バタール(Tyrannosaurus bataar、T-bataar)」などの化石をモンゴルから英国経由で米国に密輸し、後に組み立てて骨格を再現したなどとして起訴され、2012年12月に罪を認めていた。
再現された骨格は高さ2.43メートル、全長7.31メートル。2012年5月にニューヨーク(New York)で競売にかけられ、105万ドル(当時の為替レートで約8300万円)で落札されていた。
しかしモンゴル当局からの訴えでこの化石は1か月後に差し押さえられ、2013年5月にモンゴルへ返還された。
検察当局によると、同被告は他にも、草食恐竜「サウロロフス・アングスティロストリス(Saurolophus angustirostris)」や「オビラプトル(Oviraptor)」の化石を密輸していたとしている。(c)AFP