【6月4日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は3日、将来の火星ミッションにおける着陸技術を試験するために作られた「LDSDLow Density Supersonic Decelerator、低密度超音速減速機)」の空飛ぶ円盤形試作機を描いた想像図を公開した。

 試作機は、ハワイ(Hawaii)州カウアイ(Kauai)島の米海軍太平洋ミサイル射場(Pacific Missile Range Facility)で初めての試験飛行を行う予定。

 LDSDプロジェクトの目標は、LDSDが地球に近い宇宙空間を高速移動する中で設計通りに動作するかどうかを確認すること。気球で高高度まで運び、そこからロケットが成層圏の最上部まで音速の数倍の速度で機体を上昇させる。

 3日の試験飛行は悪天候により見送られた。今後の候補日は5、7、9、11、14日となっている。(c)AFP