【6月4日 AFP】ここ数年で数百匹もの飼育動物が死んでいるインドネシア・ジャワ(Java)島のスラバヤ動物園(Surabaya Zoo)で2日、世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲが死んだことが分かった。同動物園で今年に入ってから死んだコモドオオトカゲは、2月に引き続き2匹目。

 動物園関係者によると、コモドオオトカゲは同日朝におりの中で死んでいるのが見つかった。死因はまだ特定されていないが、何らかの毒物を摂取した可能性があるという。

 インドネシア最大の動物園であるスラバヤ動物園はここ数年、飼育方法の問題によってオランウータンやトラ、キリンなど数多くの動物たちが死んでいることから「死の動物園」と呼ばれている。

 動物園の経営はすでにスラバヤ市当局に移行しているが、動物の死が後を絶たないため、複数の動物愛護団体が同動物園の閉鎖を求め続けている。

 成長すると全長3メートル、重さ70キロになるコモドオオトカゲは、インドネシアの一部の島々の固有種で、観光客の間で人気が高い。(c)AFP