パレスチナ暫定統一政府が発足
このニュースをシェア
【6月2日 AFP】パレスチナ解放機構(PLO)とイスラム組織ハマス(Hamas)は2日、先月の合意に基づき、パレスチナ暫定統一政府を発足した。
ハマスが実効支配するガザ地区(Gaza Strip)出身の5人を含む閣僚17人は、PLO内の最大組織ファタハ(Fatah)を率いるパレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長を前に就任宣誓した。首相はラミ・ハムダラ(Rami Hamdallah)氏。
閣僚の就任宣誓後、アッバス議長はヨルダン川西岸(West Bank)ラマラ(Ramallah)の議長府で、統一政権発足はパレスチナの分裂の「終わり」だと称賛した。
一方、ガザ地区のハマスの指導者たちも、統一政権の発足に祝福を表明した。ハマスのサミ・アブ・ズーリ(Sami Abu Zuhri)報道官は「パレスチナの全ての人々を代表する統一政権を歓迎する」と談話を発表した。(c)AFP